2011.9.29

 

明後日には10月に入り、もう冬ごもりの準備です。

月日の経つ速さばかりを口にしながら

僕らは老いて行くのでしょう。

友よ、君はもう歌わないのかい?

 

 

 

 

2011.06.22

 

今日は夏至です。

一年で昼が一番長い日です。

そして、梅雨明けと共に夏が来ます。

蝉の声

水鉄砲

蚊帳

蜃気楼

虫取り網

スイカ

浮輪

カキ氷

夏休み・・・

 

 

 

 

2011.06.13 ema64

 

生命保険に入り、医療保険に入り

僕たちは今日も準備している

詞を書き溜め、曲を書き溜め

僕たちは今日も準備している

水を蓄え、食料を蓄え

僕たちは今日も準備している

時間を削り、夢を削り

僕たちは今日も準備している

墓地を買い、墓石を立て

僕たちは今日も準備している

 

 

 

 

2011.06.06  ema64

 

誰も読む事の無い文字

誰も聞く事の無い音楽

誰も見る事の無い姿

僕たちはまだ、かろうじて息をしている 

emaからema64へ名前を変えます

人知れず

 

 

 

 

2009.1.26 ema

 

  風を待っててもダメだ

俺たちが風にならなきゃ

 

 

 

2008.11.24 ema

 

ぼくらの一歩は一通の手紙から始まった。

それは十数年後の僕から十数年後の彼に送ったものだ。

僕らはおよそ二十年の間、やるべき事を知りながらもたったの一歩を踏み出せずにいた 。

そしてこの二十年と同じ様にこれからの時が流れたとしたら、、、

答えは容易に想像出来る。

ただその答えを現実として実感する事が今の僕らには出来なかった。

だからこそ僕はこの手紙を彼に送る必要があった。

どうしても今伝えなければならない事があったんだ。

 

その手紙の中で僕はこんな風に彼に語りかけた。

 

 

あれからもう40年、気が付けばもうじき俺たちも六十だ。

お互いに仕事に追われ、消耗し、家族を愛し、守り

得たいの知れないものと戦い、傷付き、それでもなんとかやってきた。

楽に生きて来た訳じゃないし、

それなりに生まれてきた意味のようなものは手に入れたのかもしれない。

 

でも遂に一歩も動かなかったんだな、俺たちは。

俺たちの中から這い出せずに悲鳴をあげ続けた音楽たちを黙殺し、

人知れず誰の目にも触れられない深い海の底に沈めてきたんだ。

それは自信が無かったせいでも、結果を恐れたせいでもない。

俺たちはただ岩のようにじっとして、繰り返す日々の様子を眺めていただけだった。

来る日も来る日も自分自身を欺き、やがてそんな暮らしにも慣れてしまったんだ。

 

だからと言って誰も俺たちを責めたりはしないだろう。

それはきっと普通の事だからな。

悪い事じゃない。

 

そしてもう道は無くなった。

 

夢見る季節が終わり、僕らを迎えてくれた世界のなんと荒涼としたことか。

 

最後にひとつ聞かせてくれないか。

 

友よ、君の人生はいとおしいか?

本当は悔しいんじゃないか?

本当はとてつもなく悲しいんじゃないか?

 

なぜあの頃、一歩踏み出す事が出来なかったのか。

なぜあの頃、寝る間を惜しんででも自分を吐き出さなかったのか。

なぜあの頃、未来が永遠でない事を知ろうとしなかったのか。

そんな風に嘆いてはいないか?

 

友よ、俺たちはこのまま消えてしまうんだ。

 

せめてこの手紙をあの頃の俺たちに届けられたなら

何か少しは変わっていたかもしれないな。

   

 

もっと長い手紙だったと思うが、こんなような内容だ。

とにかくこの手紙はかろうじてまだ元気な彼の元へ届ける事が出来た。

そして僕らは遅すぎた一歩を踏み出したところだ。

 

 

  

2008.11.26 ema

 

皆に知られる事と 誰の目にも留まらぬ事

そこに大きな違いはない

 

踏み出さなかった事と 踏み出した事

これほど違う事はない

 

夢を持って生きる事 夢に向かって生きる事

もっと目を輝かせようよ

 

失う事を恐れている時こそ

大きなものを失っているんだ

 

 

 

 

 

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